シラバス情報

講義名
日本文学
(副題)
授業科目区分
教養科目−人間と社会
配当年次(この年次以上は履修可)
1年
履修区分
選択
単位数
2.00単位
講義区分
講義/演習
学期
2026年度後期
時間割
木曜3限
教室
講義室5

代表教員
高橋 秀晴
担当教員
高橋 秀晴

オフィスアワー
前提とする授業、密接に関係する授業
授業に関連するキーワード
近代文学 太宰治 無頼派 戦時下
授業の到達目標及びテーマ
日本の近代文学を作品に現れた作家の問題意識を通して捉える。その作業により、人生の普遍的意味について考察することを目指す。なお、具体的到達点としては、以下の3点を想定している。

(1)日本近代文学の基本的方向性について理解できる。

(2)小説の読み方に関する基礎理論を理解できる。

(3)太宰治作品の特徴が指摘できる。
授業の概要
本講義では、太宰治『きりぎりす』に収録された作品について、受講者が分担発表し、質疑応答を通じて読みを深めてゆく。その際、必要な知識や理論については適宜紹介する。
授業計画
第1回 文学という芸術形式の特徴、および教科書、講義形態、評価について説明する。

第2回 日本近代文学の流れを概説する。

第3回 太宰治の文学活動を概観する。

第4回 「燈籠」     … 私生活と創作活動の関連について考察する。

第5回 「姥捨」     … 作品に託されたメッセージについて考察する。

第6回 「黄金風景」   … 作中人物の証言の作為性について考察する。

第7回 「畜犬談」    … 作品の設定意図について考察する。

第8回 「おしゃれ童子」 … 作品に於ける事実と虚構の問題について考察する。

第9回 「皮膚と心」   … 女性一人称という語りの方法について分析する。

第10回 「鴎」      … 時代背景との関わりを中心に作品を解析する。

第11回 「善蔵を思う」  … 作中に潜在する不安について考察する。

第12回 「きりぎりす」  … 方法としての自己批判の意義を検証する。

第13回 「佐渡」     … 紀行文の特質について考察する。

第14回 「千代女」    … 作品の背後にある文学観について考察する。

第15回 全体を振り返って、太宰文学の特質と文学史上の意義についてまとめる。



授業時間外の学習内容等
受講者は1人1作品を選んで10分前後のプレゼンをする。それについて質疑応答をするため、全員が当該作品を読んでおくことが要求される。
評価方法
○発表内容(80%)と受講態度(20%)とによって総合的に判断する。
履修上の注意
○講義外の幅広い読書・思索活動を強く期待する。
テキスト
〇太宰治『きりぎりす』(新潮社、 '08.11.10 ) ISBN: 9784101006130
参考書・参考資料等
○講義内で指示・配布する。
授業実施方法
対面授業