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教員名 : 石倉 敏明
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講義名
文化人類学
(副題)
授業科目区分
教養科目−歴史と文化
配当年次(この年次以上は履修可)
2年
履修区分
必修
単位数
2.00単位
講義区分
講義
学期
2026年度後期
時間割
木曜3限
教室
大講義室
代表教員
石倉 敏明
担当教員
石倉 敏明
オフィスアワー
前提とする授業、密接に関係する授業
授業に関連するキーワード
ホモサピエンス、文化、芸術、神話、自然
授業の到達目標及びテーマ
文化人類学は現生人類(ホモサピエンス・サピエンス)の共通性や普遍性を探究の基盤としながら、地球上のさまざまな地域の民族文化に学び、ユニークで多様な表現や思想、生活様式を理解する方法である。本講義では旧石器時代の芸術文化から始まり、諸々の文化の根源にあるコスモロジーと思想、神話や祭り、経済活動や労働、エコロジーや時間/空間認識といった問題を通してこの方法を深め、日本列島の思想表現と世界の文化を統一的に理解するための考察力を養う。また、地球上のさまざまな地域の芸術実践を知ることにより、歴史と神話の中で生きている人間の条件を理解し、人間と非人間の共存から生み出される多様な表現と創造性についての理解を深める。
授業の概要
本講義では、人間が人間自身の営為について再帰的に思考する方法である人類学の知見をもとに、異なる習慣や文化をもつ人びとが持つ個別性と共通性への理解を深め、人類の心の普遍性という視点から探究する。講義では映像やテキストを使用し、世界中のさまざまな集団が築き上げてきた芸術表現を通して、その多様性と普遍性に迫る。ここでは特に文化における対立する原理間の相互作用に着目し、神話と歴史、贈与と交換、夢と覚醒、生産と消費、労働と遊びなど、異なる原理の組み合わせによって構築される「複論理 bi-logic」のダイナミズムについて学ぶ。
授業計画
第1回 コスモスとの出会い <あわい>の空間(コンタクト・ゾーン)をひらく
第2回 神話と歴史: 旧石器時代から現代まで 第3回 集団と個人: 人格と記号的身体、生きづらさと差別 第4回 自然と社会: 異なる種との共存について 第5回 贈与と交換: アフリカの二つの社会について 第6回 食とエネルギー: 我食べ(られ)るゆえに我あり? 第7回 住居とコスモロジー: 「場所」と「非場所」の間で 第8回 時間と空間: 「祭り」「芸能」を通して生き続けるもの 第9回 芸術と聖性: <永続するもの>と<朽ちていくもの> 第10回 労働と遊び: 生きがい・報酬・至高性 第11回 災害とエコロジー: クリティカル・ゾーンとしての地球 第12回 人間と非人間: 「人間以上の世界」を真剣に受け取る 第13回 政治と世界化: アンチ・レイシズムと脱植民地主義 第14回 存在と生成: <文化の多様性>から<人間生成>の展望へ 第15回 「共異体」の人類学: 他者との共異性と共存・共生の未来 授業時間外の学習内容等
・自分の関心の外にいる、未知の他者/文化と出会い、対話し、学ぶこと。
・公共図書館や大学図書館を利用し、各自の関心に応じて関連文献や映像資料等を調べること。 ・フィールドワークを通して、ひろく文化全般に関心をもって学ぶこと。 ・身の回りの出来事、景観や自然生態、生活のなかの政治を観察し、常識の根拠を問うこと。 評価方法
授業への取り組み 30% 課題の成果(試験・レポート) 70%
履修上の注意
配布資料のほか、適宜映像資料を使用します。なお、新しい研究成果を授業に反映させるため、各回の内容や順番を変更することがあります。
テキスト
各回のテキストは適宜配布します。
参考書・参考資料等
ティム・インゴルド『人類学とは何か』『メイキング』、「スティーブン・ミズン『心の先史時代』、D.ルイス=ウィリアムズ『洞窟のなかの心』、山口・石倉・盛口 編著『〈動物をえがく〉人類学──人はなぜ動物にひかれるのか』、石倉敏明・田附勝『野生めぐり』、奥野克巳・石倉敏明『LEXICON 現代人類学』、唐澤太輔『南方熊楠の見た夢』、中沢新一『カイエ・ソバージュ』(全5巻)、松村圭一郎『はみだしの人類学』、クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』など。
授業実施方法
対面授業
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