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教員名 : 唐澤 太輔
教員名 : 石倉 敏明
教員名 : 岩井 成昭
教員名 : 今中 隆介
教員名 : 飯倉 宏治
教員名 : 岸 健太
教員名 : 福住 廉
教員名 : 山川 冬樹
教員名 : 近藤 健一
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講義名
複合芸術論
(副題)
授業科目区分
複合芸術科目
配当年次(この年次以上は履修可)
1年
履修区分
必修
単位数
2単位
講義区分
講義
学期
2026年度前期
時間割
水曜3限
教室
作業室(G1S)
代表教員
唐澤 太輔
担当教員
唐澤 太輔、石倉 敏明、岩井 成昭、今中 隆介、飯倉 宏治、岸 健太、福住 廉、山川 冬樹、近藤 健一
オフィスアワー
前提とする授業、密接に関係する授業
複合芸術演習、特別研究Ⅰ、複合芸術実習、複合芸術応用論(実践)、複合芸術応用論(理論)
授業に関連するキーワード
複合芸術、研究リテラシー
授業の到達目標及びテーマ
本講義の目標は、大学院において複合芸術を研究・実践する上で必要となる多様かつ基礎的な視座を獲得することにある。
越境性や変容性といった「複合芸術」を条件付ける思考と活動の動的な性質を確認することを通して、履修生は各自の修士研究の視座の拡張と深化を目指す。また、既存の事物を複合的に構成する諸要素の配置や関係性を理解し、その再編成の作業への関心を高めることを通じ、履修生は各自の研究の理論面での土台の整備をおこなうことが可能となる。 また、本講義では、大学院修士課程のレベルに相応しい研究リテラシーが獲得されることを重視し、最終的には各授業で得た事柄を論述により言語化・理論化することに取り組む。 授業の概要
本講義では、大学院において複合芸術を研究・実践するために必要となる多様かつ基礎的な視座をオムニバスで紹介する。
※各回の講義テーマは「授業計画」欄を参照のこと 授業計画
第1回「複合芸術研究科での学び」(岸・唐澤)4/15(水)
修士課程二年間の学びのプロセスと複合芸術の領域的展開可能性を、各授業の目的と相関の詳しい解説を通して紹介する。本学独自の創造領域概念である「複合芸術(Transdisciplinary Arts)」の研究と実践を有意に推進するための手がかりを提示する、修士課程導入のためのオリエンテーション授業である。 第2回「「ポスト20世紀」に向かう現代社会」(岸)4/22(水) 現代社会とはどのようなものか。戦後世界の政治経済を新自由主義の台頭から今日様々な領域で取り組まれるオルタナティブの社会運営の萌芽的状況までを概観しつつ、実社会における複合芸術の実践と展開の射程を文明論的視座から検討する。 第3回「パラダイムシフトと複合芸術」(飯倉)4/30(木) パラダイム(規範・ものの見かた)とその変化、および変化の兆しを学び、説明不能な出来事(アノマリー)が新しい枠組みを生む過程を理解する。あわせて、抽象化の程度の視点から複合芸術の位置づけを検討し、履修者が自らの研究・制作へ応用できる理解と読み解きの枠組みの獲得を目指す。 第4回「アートとフェミニズムは誰のもの?」(村上由鶴)5/13(水) フェミニズムは社会やメディア、そして芸術作品を読み解く視点のひとつである。この視点をツールとして獲得することで複合芸術の理解と実践につなげる。 第5回「芸術学」(福住)5/20(水) 複合芸術と近接している概念として、哲学者の鶴見俊輔が提起した「限界芸術論」について解説する。その理論的な枠組みを概観しつつ、その社会的な背景と受容、それがもたらした課題を示すことで、複合芸術を相対化することを目的とする。 第6回 客員教授・北澤憲昭氏による特別講義5/27(水) 3, 4, 5限に実施予定 第7回「多様性と共存の諸問題」(岩井)6/3(水) 世界各地にみられる多文化社会の成立過程や、近年のトランスナショナルな動向において顕在化する諸課題を俯瞰する。また、そのようなフィールドで異文化同士が形成する関係性を複合的な芸術の拡張として考察してみる。 第8回「ひらめきと創造的活動のプロセス」(唐澤)6/10(水) 人類が生み出してきた民俗・文化・宗教の根底にある精神構造を深く知るために、「ひらめき」と「創造的活動」はどのような関係があるのかを哲学及び文化人類学を応用しながら解説する。 第9回「芸術人類学」(石倉)6/17(水) 現生人類の経済活動を絶対的な世界形成の基準とする「単一自然・多文化主義」の限界(「人新世」の条件)を乗り越えるため、人間中心主義的な単一世界(=グローバル)から、人間と他種が異なったまま共存できる共異体の多元世界(=プラネタリー)への移行に必要な諸課題を検討する。また、そのために有効なリサーチ・作品制作・展覧会設計・アートプロジェクトの複合的実践を具体的に検討する。 第10回「形態分析」(井上宗則)6/24(水) 作品の形態的特質を形態要素とそれら要素の統合関係(形態構成・形態構造)から解明する形態分析の手法について解説する。また、形態に着目することで可能となる創作行為への接続について考察を行う。 第11回「情報芸術の生態系」(高橋卓久真)7/1(水) センサーなど非人間的知覚によって取得されたデータを視聴覚化するプロセスを手がかりに、「コンポジションの論理」について解説する。また、表現を駆動させる原理を分析し、構造的ルール体系が作品生成および、受容体験においていかに機能するのかを考察する。 第12回「プロダクトデザイン」(今中)7/8(水) 生物が適応していく条件としての環境の磁場を理解しながら、地域の場所性(ローカリティ)からどのような要素をデザインに活かすべきかを複合的な視点から解説する。 第13回「生と芸術活動」(山川)7/15(水) ハンセン病療養所という社会から隔絶された環境で営まれてきた創作や表現を手がかりとして、芸術活動が人間の生や生活、さらには社会に対していかなる役割や意味を持ちうるのかを、生政治および歓待の思想との関係から考察する。 第14回 「現代美術展キュレーションの拡張・変容と今日の美術館」(近藤健一)7/22(水) 今日最も影響力のあるキュレーターの1人ハンス・ウルリッヒ・オブリストのキュレーション実践と理論を出発点に、今日の現代美術展におけるキュレーションとキュレーターの役割やグローバルに一体化した現代美術界の中の美術館の役割や存在意義について考察する。 第15回「近現代美術の構造とアーティストの越境的実践」(福住・山川)7/29(水) 時代概念と価値概念が複合的に構造化された現代美術のアウトラインを近代美術と比較することで把握する。さらにその理解を踏まえ、「複合芸術」の視点から、今日の現場における創造的実践の可能性と、そのための方法論について考える。 授業時間外の学習内容等
各講義で推薦される「課題資料(図書、論文等)」を読み込み講義内容を深く理解することが求められる。
評価方法
講義への取り組み(発言・参加度など)およびレポート課題をもって総合的に判断する。
履修上の注意
各回の順番が変わる際は、教員からあらかじめ連絡をする。
テキスト
各回の担当教員が事前に「課題図書」を告知する。
参考書・参考資料等
各教員が担当回の講義または適切な時期に告知する。
授業実施方法
対面授業
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